はじめに

この度は、Web電話帳「PHONE APPLI PEOPLE」(以降「PA PEOPLE」と表記します)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

本書は、PA PEOPLEでWebex Callingを連携してご利用いただく際の設定・操作ガイドです。

1. 動作環境

PCブラウザ
項目 仕様

OS

Windows 10(Home、Pro、Enterprise 32ビット/64ビット)
Windows 11(Home、Pro、Enterprise 64ビット)

ブラウザ

Microsoft Edge 最新版に追従しています。
Google Chrome 最新版に追従しています。
Microsoft Teams デスクトップ版

ディスプレイ解像度

1024×768以上推奨

※ ブラウザの設定でWebストレージが無効になっていると PA PEOPLE PCブラウザ版はご利用いただけません。お使いのブラウザの設定をご確認ください。
※ ブラウザでの動作は、ご利用環境やブラウザの種類、設定によっては操作感が異なる場合があります。
※ Microsoft Teamsデスクトップ版を除くMicrosoft Teams製品でのご利用はサポートしておりません。

※ PA PEOPLEの対応言語は日本語と英語のみです。その他の言語を登録した場合、エラーが発生することや、登録できても画面が崩れるなど予期しない動作が発生することがあります。

スマートフォン
端末 OS

iPhone

iOS 17.x、18.x

※ iPadやApple Watchは対象外です。
※ 動作確認はメジャーバージョンを対象としています。
※ iPhoneで使用する言語を「日本語」または「英語」に設定してください。 ただし第一言語に「日本語」または「英語」を設定していない場合、画面表示が崩れる場合があります。

Android

Android 10、11、12、13、14、15

※ タブレット端末は対象外です。

※ 機種やOSバージョンによっては、アプリケーションが正常に動作しない場合があります。 当社で動作確認をしている機種は、「動作確認済み端末一覧」 open_in_new をご参照ください。
※ OS依存の異常動作の場合、OSのアップデートをご案内させていただく場合があります。
※ Microsoft Teams モバイル版でのご利用はサポートしておりません。

2. 初期設定

2.1. 管理者の操作

2.1.1. 事前準備

  • 事前にWebexをご契約いただき、開通案内をお受け取りください。

  • PA PEOPLEで本機能を利用するユーザごとに、Webex Callingが使用できるWebexアカウント*を用意してください。
    * Webex組織に直接紐づくユーザを指定し、Webex Calling 連携の承認を進めてください。

2.1.2. ユーザのPBX連携を有効にする

Webex Calling 連携ご利用対象のユーザ(基本利用ユーザ)に対して「PBX連携」を有効にします。

なお、有効にできるユーザ数は[管理]>[企業情報]>[基本設定]タブの「企業情報設定」で確認できます。

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2.1.2.1. WebUI で設定する
  1. [管理]>[ユーザ]>[ユーザ管理]タブ>Webex Calling 連携を利用するユーザを選択します。

  2. [基本情報]タブ>「PBX連携」項目を有効にします。

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2.1.2.2. ユーザインポートで設定する

ユーザデータのインポートファイル(TSV(タブ区切り)形式)のカラムに設定値を指定して、インポート処理で一括登録できます。

※ インポートの詳細手順は「PHONE APPLI PEOPLE 管理者ガイド」ユーザ管理 をご参照ください。

ヘッダー項目名 設定値

PBX_FEATURE

有効: 1 , 無効: 0

2.1.3. スマートフォン発信機能設定

※ 設定の詳細は「PHONE APPLI PEOPLE 管理者ガイド」を参照ください。

2.1.3.1. 発信機能設定の更新
  1. 画面右上のユーザ名>[管理]>[企業情報]>[スマートフォン発信機能]タブを開きます。

  2. 「発信起動URLスキーム(URL)」にWebexアプリを起動するためのURLスキームを次のとおり設定します。

    • ※ 他の項目は利用状況に応じて設定してください。

項目 設定値

発信起動URLスキーム(URL)

webextel://login?autoJoin=true&telephone=

管理 - 企業情報 - スマートフォン発信機能
2.1.3.2. ユーザの紐づけ設定

画面右上のユーザ名>[管理]>[ユーザ]タブを表示し、Webex Callingを使用するユーザの「スマートフォン発信機能」項目で、設定したWebexアプリの発信設定にチェックを入れます。

2.2. ユーザの操作

2.2.1. 連携を承認をする

承認はPCブラウザまたはスマートフォンから行います。

※ Webexアカウントの情報はシステム管理者にお問い合わせください。

2.2.1.1. PCブラウザから承認する
  1. 画面右上のユーザ名>[ユーザ情報]>[Webex Calling 連携]タブを開き、承認します。

  2. Webexへのログイン画面が表示されたら、Webexアカウントでログイン後、利用権限の要求画面で承認してください。

設定 - Webex Calling 連携
2.2.1.2. スマートフォンから承認する
  1. [設定]タブの[Webex Calling 連携]をタップします(画像はタブが6個以上ある場合)。

  2. 「Webex Calling 連携」で承認します。

  3. Webexへのログイン画面が表示されたら、Webexアカウントでログイン後、利用権限の要求画面で承認してください。

    iPhone

    設定 - Webex Calling 連携

    Android

    設定 - Webex Calling 連携

2.2.2. PBX着信のポップアップを設定する

Androidスマートフォンを使っている場合は、着信ポップアップの表示設定を変更できます。
「PBX着信のポップアップ」以外の設定は、着信通知 open_in_new をご参照ください。

PBX着信のポップアップ
項目 説明

PBX着信のポップアップ

着信時のポップアップのon/off
※ onの場合だけ「ポップアップのディレイ」「ポップアップの保持」を変更できます。

ポップアップのディレイ

着信があってからポップアップが表示されるまでの時間差
※ ロック画面にポップアップが表示されない場合は、設定する時間を延ばしてください。
初期設定:1秒 範囲:0〜5秒

ポップアップの保持

ポップアップを表示する時間
初期設定:10秒 範囲:1〜25秒

  • ※ 同時に複数の着信がある場合は、最後の着信の内容がポップアップに表示されます。
     また、ポップアップの表示中に別の着信があった場合は、新たな着信の内容がポップアップに表示されます。

  • ※ ポップアップの表示中に着信が終了しても、「ポップアップの保持」で設定した時間の間はポップアップは表示され続けます。

  • ※ 通信状態などにより、ポップアップが表示されない場合があります。

3. 電話をかける

3.1. PCブラウザから電話をかける

次の2種類の方法で電話をかける * ことができます。

  • 電話番号を入力して発信する

  • 電話機アイコンから発信する(クリックtoコール)

* 発信するとログインしているユーザのWebex Calling(スマートフォンやPCソフトフォン、IP電話機など)に着信があります。これを受話することで指定した番号に発信します。

3.1.1. 電話番号を入力して発信

  1. [発信]をクリックすると電話発信ダイアログが表示されます。

  2. 電話番号を入力し、[発信実行]をクリックすると発信します。

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3.1.2. 電話機アイコンから発信(クリックtoコール)

電話帳の連絡先一覧に表示されているアイコン(クリックtoコール)をクリックすると発信します。

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3.2. スマートフォンから電話をかける

※ お使いのスマートフォンにWebexアプリをインストールし、アカウント設定を済ませてからご利用ください。

 

連絡先詳細で電話番号をタップし、「WebexCalling発信」を選択します。

※「WebexCalling発信」の表示はシステム管理者の設定により異なる場合があります。
※ 発信方法がWebex Callingだけの場合はWebexアプリの起動後すぐに発信します。

社内電話帳 連絡先一覧
iPhone

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Android

image

社内電話帳 連絡先詳細(かけたい電話番号をタップ)
iPhone

image

Android

image

4. 注意事項

  • 発着信ができなくなったり、最新の通話履歴が表示されなくなったりした場合は、再度Webex Calling 連携の承認をしてください。

  • 次のいずれかの条件により、再度Webex Calling 連携の承認をする必要があります。

    • Webex Calling 連携の承認後にご登録のWebexアカウントのパスワードを変更した

    • Webexアカウントでのアクセスをリセットした

    • Webexアカウントが無効化された後、再度有効化した

  • ご利用のブラウザの設定によってはWebex Calling 連携の承認画面が別のタブで開くことがあります。

  • Webex Calling 連携の承認後、初回の発信に時間がかかることがあります。

  • Webex Callingに複数のデバイスでログインした状態でPCブラウザ版からクリックtoコールを実行すると、ログイン済みのデバイスすべてで着信します。また、受話したデバイスから発信されます。

  • コールバック発信は使用できません。

改訂履歴表

改訂年月日 項番/項目 改訂内容

2020.11.27

新規作成

2021.03.25

2.2.2

PBXアカウントの設定 追記

4

注意事項 仕様変更により一部削除

2021.04.23

3.1

ソフトフォン連携対応 追記

2021.07.30

1

アプリケーション動作環境 変更

2021.10.01

1

Internet Explorer 11 サポート終了による記載変更

2021.10.29

1

アプリケーション動作環境 変更

2021.11.26

1

アプリケーション動作環境 変更

2022.01.04

1

アプリケーション動作環境 変更

2022.01.14

4

注意事項 追記

2022.03.30

2.1

利用承認時のアカウント指定について補足

3.2

画面UI 変更

2022.04.22

3.2

画面UI 変更

2022.09.30

2
4

連携承認手順の変更による記載変更

2022.10.28

1

システム要件 変更

2022.11.25

1

システム要件 変更

2023.02.22

2.1.3.1
3.2

Webex Callingアプリ サポート終了によるWebexアプリ移行・URLスキーム変更

2023.06.30

2.1.2

PBX連携の有効化手順 追記

2.2.2

PBX着信のポップアップ 追記

2023.09.29

2.1.2

社名/ロゴを基本設定に変更

2.2.1

画面UI 変更

2023.10.27

1

システム要件 変更

2023.12.22

1

Windows 8.1 サポート終了による記載変更

2024.02.28

2.2.1.2

スマートフォンからの連携承認手順 追記

2024.11.28

1

動作環境 変更